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クトゥルー神話について

 2011-05-18
ちょこちょこと、いわゆる「クトゥルー」関係の話を集めた「ラヴクラフト全集」の感想でも書いてみようかと。
読んでいる人は「こんな話あったなー」、クトゥルーを知ってるけど読んでいない人は「へー。読んでみようかな」、知らない人は「こんな話があるのかー」などと思っていただければ幸いです。「インスマウスを覆う影」については、過去の記事をご覧いただければ
あ、ちなみに初心者の戯言だと思ってください鵜呑みにしないでください。


まず始めに
「クトゥルー神話」ってどんな話?と聞かれると、少々説明しづらいです。普通の神話のように人っぽい神が戦ったり怪物に殺されたりしているわけではなく、「神」と呼ばれる存在その物が怪物だったりして本当の意味での神ではなく、しかもそれらが名前程度しか絡まない話もたくさんあります。
その上、神の強さ・・・というか存在感は作者によってだいぶ違います。話の展開を簡単に言えば、「人智を超えた知識や生物などを求めようとして、逆に見てはいけないものを見てしまって狂ったり死んだりしてしまう」や、「偶然にこの世ならざるものを発見して、それに巻き込まれて理解不能な尋常ではない事件に遭遇」などと言えばいいんでしょうか・・・。私も勉強中のみでして、一概には言えないので適切な説明なのかはわかりませんが・・・。
あとは先程チラッと触れたように単独の作者が作ったものではありません。源流と言われるのはラヴクラフトですが、彼に影響されて同じような物語を執筆、発展させていった方々がいます。「オーガスト・ダーレス」、「ロバート・ブロック」等です。最初はダーレスによってラヴクラフトの作品と彼の作品がまとめられ、後の時代には別な作者等の作品もそこにまとめられていき、今日に「クトゥルー神話」といったものができたわけです。だからと言ってラヴクラフト作品のアンソロジーという訳でもなく、どちらかと言えばシェアワールド的なものであって決まった物事があるわけでもなければ矛盾した設定などもあってうんたらかんたら。
つまりはラヴクラフトは発端であって主とかそういうものではないと言えばいいのでしょうか。ちなみにラヴクラフトの作品だけを指す場合は「コズミック・ホラー」などと言われ、読んでも「ん?これのどこがクトゥルー神話?」と思うことがあると思います。こういった来歴故に、今の時代でも人種や商業同人等に関わらず後の時代にクトゥルー神話として含まれる作品や作者もあるかもしれませんね。

次にダーレスについて。先程ご説明したように、彼はラヴクラフトや自身の作品を一つのものとしてわかりやすく関連付けました。
しかしまあ人が複数関われば物事は単純にいかないわけで。ラヴクラフトとダーレスの思い描いたものが少々異なっていた結果、まとめる作業で少々ラヴクラフトのものとは違うものとなった部分もあります。例えばラヴクラフトが「宇宙から来たなんかすごい怪物」程度に収めていたクトゥルーを始めとする旧支配者の立場(さほど重要視していなかった?)設定を「外の宇宙からやってきた人類にとっての悪」と定めたり、四大元素の属性を付与したりなどです。もっと細かく探れば色々あるのでしょうが、今はざっと説明したいだけでありなにぶん私も勉強中の身であるので・・・。
とにかく、これによりダーレスの評価は人により様々です。「彼がいなければ今頃ラヴクラフトの作品は有象無象の作品として歴史に埋もれていた」と言う人も居れば、「彼はラヴクラフトの作ったものを捻じ曲げた悪人だ」と言う人も。この主張についてはあまり深くはつっこみません。それは各々が考えるようにあるのであって、どちらの言い分も真っ当なものであると考えているからです。

そして最後に日本でクトゥルー神話を読む場合
これらは主に短編や中編で成り立っており、短編集などの形で収録されています。なので仮に読みたい作品があったとしても、ピンポイントでそれだけ読むというのはかなり難しいと思います・・・。日本語訳されていない作品もありますしね。
まずラヴクラフトを読む場合。これは創元推理文庫より出版されている「ラヴクラフト全集」が手っ取り早いです。
その他の作者へと手を広げていく場合。「これ」と言った目的の作品などが無いのであれば、青心社より出版されている「暗黒神話体系 クトゥルー」シリーズや国書刊行会より出版されている「真ク・リトル・リトル神話体系」シリーズがよいと思います。
他にもデモンベインの元となったと言われる「タイタス・クロウシリーズ」等、いくつも本が出版されているので目にした作者を検索サイトで調べてみれば本が出てくると思います。


とりあえずこのくらいでしょうか。いくらか読み飛ばしてもいいような場面、または入れておくべき内容が抜けている気もしますが、未熟者の長文癖と鳥頭に免じて許してくださいお願いします。
内容については何度も言いますが初心者の戯言なのでそんな自信を持って言えるものでもないです。それでは今回はこのあたりで終了とさせていただこうかと。ではまたいずれ。
(2013/06/04加筆修正)
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