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そして終わる、きみとぼく、の世界──

 2012-08-06
どうも、案内屋見習いです。なんということでしょう。新作の終わる世界とバースデイが終わってしまいました。長くなかったとはいえ、今までと比べれば異例の早さです。ちょっと本気出したよ!ちょっと!
そんなわけで体験版の記事と重なるところがありますが、コットンソフトより「終わる世界とバースデイ」製品版の感想を書いていきましょう。タイトルはいろとりどりのセカイのキャッチコピーより「そして始まる、きみとぼく、のセカイ──」。


まずはお話。奇妙な兄妹関係ながらも平和に暮らしていた主人公達が、ネットで最近広まっている「2012年9月29日に世界が終わる」という噂に翻弄された事件に巻き込まれてしまう。自分達が被害にあった事もあり、予備校の同級生である夏越ミカの訴えを発端にメンバーを集めて「9.29対策協議会」なるものを設立。予言への対策を立てていくが・・・というお話。ヒロインは9.29対策協議会のメンバー4人で、それぞれのルートで違った世界の終わりが訪れます。
この作品は(定義にもよりますが)「セカイ系」と呼ぶには微妙かと思います。ネタバレを回避するとほとんど語れないのですが、「終末もの」であったとしてもセカイ系ではないかなーと。厳密には「普通の終末もの」ともちょっと違うのですが。うーん・・・紹介したいのにネタバレを避けると書きにくい・・・。あ、終わる終わる詐欺ではありませんよ。形は色々と違いますが、どのルートでも世界は終わります。ただ全てが大団円でハッピーエンドとはいかないので、ハッピーエンド至上主義の方は御注意を。

公式サイトのスタッフ日記にもありますが、推奨攻略順は「入莉→ミカor柊→成子」。残暑のある9月の日本で凍死者が出るという予言など「ありえない」と思われる内容などもありますが、後々に理由が語られるのでとりあえず「今はそういうもの」だと受け入れてください。
ついでに一部にルート固定あり。陵辱(そんなに酷くない)と出血描写のCGが少々。出血描写に関しましては、体験版バッドエンドのCGと予告ムービーのミカルートで紹介されているCGのレベルが大丈夫ならこのゲームは全てプレイできると思います。陵辱の存在に関しましては、この作品名やあらすじときて体験版のバッドエンドもあれでしたし、全くおかしくはありませんね。でもコットンソフト公式サイトの掲示板がすごい事に・・・。予想できてたでしょ。

・入莉ルート「Cassandra Syndrome(カサンドラシンドローム)」「死の予言に、抗う──
カサンドラとは、掲示板で世界の終わりを予言した人物が名乗っていた名前。ギリシャ神話に登場する、「予言を信じてもらえない」という呪いを受けた予言者。体験版以降でカサンドラが発したいくつかの予言に入莉が巻き込まれます。推奨順では序盤のルートにして、終わり方から作品に引き込まれたルート。

・ミカルート「Genocide Virus(ジェノサイドウィルス)」「殺人ウィルスに、蝕まれる──
『セルビアの山間にある人口約30余名の村で、一人の青年(村人)の手によって他の村人全員が殺害された状態で発見された』という謎の事件があり、同じような事件が世界に広がっていきます。1番血生臭くパニックが起こるルートですが、個人的にはもっとやってくれでもよかったかな。

・柊ルート「Glacial Period(グラシアルピリオド)」「凍てつく世界に、取り囲まれる──
『2012.9.27までにてんくうタウンで約4万人の凍死者が出る』という、世界の終わりを除けば大規模な予言が発せられます。世界の終わりとしては一番派手でわかりやすいかな。

・成子ルート「Reverse Past(リバースパスト)」「過去と現在が、反転する──
無理矢理にも成子の引きこもりを直そうとする協議会一行。成子も渋々受け入れ、面接まではこぎつけたものの・・・という話。物語の核心に少々触れるルートなので、あまり言えません。


お次にキャラについて。ヒロインと主人公も。
・「千ヶ崎 入莉(ちがさき いり)」 CV.みる
コットンソフト「終わる世界とバースデイ」応援バナー
主人公の幼馴染であり妹。本来の関係は幼馴染。地元を出て主人公と二人暮らし。生まれつきの弱視で目がほとんど見えない上、主人公の事を事故死した兄「千ヶ崎 陶也(ちがさき とうや)」だと思い込んでいる(兄の事故死が発端)。これは視覚レベル以上のもので、声を聞いても触っても主人公を実兄だと思い込んだまま。予言にある「9月29日」とは彼女の誕生日であり兄の命日。
視覚のハンデはあるものの、性格は明るく健気で守ってあげたい妹キャラ。自宅ならば慣れで家事は一通りこなし、主人公にも兄妹として懐いている。名前と見た目(あと作品設定の一部)が似ているが、UFOの夏ではない。


・「夏越 大天使(なごし みかえる)」 CV.森谷美園
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主人公とは同じ学校で予備校の同級生。物語開始時点の学校では接点も無く、予備校で話した事もない。
名前は「大天使」と書いて「ミカエル」だが、本人は嫌って「ミカ」と名乗っている。親の愛情は理解しており、家族仲が悪いわけではない模様。特に不良というわけでもない、普通の子。
勝気に見えるが、実は人の顔色を窺っていたり強く言われるのが苦手などと心が弱い。今回の噂も半ば信じており、わけあって主人公に助けを求める。
柊にはついつい厳しく当たってしまい(大体はミカの空回り終わる上、柊は気にしていないが)、喧嘩友達のような関係。


・「藤白 柊(ふじしろ ひらぎ)」 CV.桐谷華
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主人公の同級生であるが、留年したようで年齢は一つ上らしい。協調性が無く思った事をズバズバと言い、更に休み時間は一人で本ばかり読んでいるのでクラスでは浮いた存在。ただ、とっつきにくいだけで主人公達とは友人になる。
世界が終わる噂に関しては「非現実的」として完全な否定派。それもあって、ミカとは喧嘩友達のような関係。
図書委員会所属であり、愛読書はライトノベル全般。カバーをかけずに堂々と読み、たまに笑っている。図書室にもライトノベルを入れ、それらを馬鹿にするものは厳しく接する。ライトノベルが関わると痛い人。


・「諏訪 成子(すわ なるこ)」 CV.青山ゆかり
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主人公とは、texiを通した友人。オフなどリアルの接点は無い。texiでは男と名乗っているが、実態はニート&引きこもりのハイテンションお姉さん。毎日酒を飲んでネットばかりしている。外にも出たがらず、当然ながら働く気は無い。物語序盤の主人公とはお互いに知らないが、同じマンションに住んでいる。9.29対策委員会の集合場所は彼女の部屋。
尚、彼女の呟きには「www」や「安価」などそっち系の単語が多く登場するので嫌悪感を持つ人は注意。


・「冬谷 和臣(とうや かずおみ)」
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本作の主人公。自分を兄と認識している入莉と二人暮らしをしていて、彼女の兄を失ってからは自発的に友人を作ろうとしていない。ただ入莉に専念しているため自分から動かないだけで、人嫌いなわけではない。9.29対策委員会のメンバーのようなきっかけさえあれば友人はできる。
幼馴染である入莉の事を何よりも大切にし、彼女の世界が壊れる事を嫌って兄として振舞う。彼女に対しては「妹」というだけでなく女性として認識してしまう事もあり、「兄」になりきれない自分に悩んでいる節がある。
自分の名前=記号を大事にしており、苗字を「ふゆたに」と読まれる事を嫌う。相手が大人であろうととことん訂正を要求し、怒らせてしまう事もしばしば。これは、入莉が自分を「冬谷和臣」として認識してくれない事が根底にあるのではないかと考えられる。

9.39対策委員会のメンバーはバランスが取れていますね。予言の肯定派であるミカと否定派である柊。2人の間に立ち、時には諌める主人公と入莉(入莉は予言に関して積極的にどうこうするわけではありませんが)。そして情報収集係に成子。
ついでにミカと柊は予言に対するスタンス以外でも対極的です。気の弱いミカと、ズバズバとストレートに言う柊。後頭部両側にあるツインテールと、後頭部中心にあるポニーテール。ここまで考えたのかはわかりませんが、髪色も黄色と紫でお互いの補色(対の色)となっています。


そして気になった点と言いますか難点と言いますか。
まずはディスクレス不可な事。まあ今のご時勢は色々ありますからその対策という点ではいいのかもしれませんが、面倒です。
次にtexi。確かに日記やツブヤキでヒロインの日常を見れたりメッセージが届いたりして面白いのですが、逆にそれ以上にならない事。召集のような大事なメッセージが届いた時は強制的に画面全体に表示されてtexiを見る必要がありませんし、場面によっては露骨に更新数が少なくなります。このシステムは面白いと思いましたしこれはこれでいいのかもしれませんが、もうちょっと細かくてもよかったのではないかと。体験版部分の事件のように、事件中のツブヤキが見たかった・・。
あとは完全に個人的な趣味の問題になるのですが、核心部分にちょっと拍子抜けした場面が。「ああ、そうなるのか!」とも思いましたが、全てを受け入れ切れませんでした・・・。じゃあ代替案は?と言われると思いつかないのですが。この作品も面白いと思いましたが、なかなか難しいです・・・。


こんなところでしょうか。全体としては、あまり長くないですがよくまとまっていたと思います。文章も読みやすかったですし、複数ライターでも特におかしい部分は見受けられなかったと。読み分けが苦手なので、断言は出来ませんが・・・。とにかく、ただ単に世界が終わるというわけでもなく「世界の終わり」という要素を新しい方向で攻めた作品な気がします。私の場合はそもそもやった作品が少ないので、偉そうにこんなことは言えないのですが
あとはいくつかの章にわかれていて、その章ごとに最初から見れるのもありがたいですね。僕はいくらか進んだらセーブして栞のようなものを作るのですが、最初からいくつかのブロックにわかれているとセーブの回数が減って助かります。
ああ、そうだ。最後にひとつ。最初に誕生日の入力があるのですが、「自分の誕生日ではないけどどうしても」という日が無ければ自分の誕生日を設定してください。遊んで9月29日とかにするときっと後悔しますよ。

そんな感じで。次回はグリザイアの果実の更新・・・ではなく、恐らく近況の日記になるでしょうか、コミックマーケットなどに行ってきますので。以下はネタバレを含む内容を少々。それではまた次回。

終わる世界とバースデイ終わる世界とバースデイ
(2012/07/27)
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さて、ここでは私が思った疑問や引っかかった事を整理していこうと思います。上に書いてあるようにネタバレがたくさん含まれておりますのでご注意ください。





世界が終わる要因
陶也によれば入莉ルート以外は「入莉を選ばなかったトウヤと、トウヤを誑かした女への罰」という事なので、ちょっと考えてみました。
・友人と仲直りできずに死別した臆病なミカが、人を凶暴にするウィルスで狂気に侵された(昔の)友人に襲われる。
・父親と冷え切った仲で現実主義の柊が、最もわかりやすく異常な、広がる氷の世界で外から閉じ込められる。
・郁生を助けたがっていた成子が、事故を回避しても郁生を失う。
いやはや、陶也が罰として設定していただけあってなんとも皮肉が効いています。まあ、Happy Birthdayでは「入莉を取り戻したがっていた陶也とトウヤが、入莉自身の願いによって世界を閉じられる」という逆のパターンなのですが。


郁生を轢きかけたバイクに陶也が乗っていた理由
これについてはいくつかの説が考えられます。私が少々考えてみただけでも
・無関係
・管理者自ら罰の執行
・現実でも陶也が犯人で、郁生の記憶が投影されていていた
・トウヤにとって特別な人(故人)が、恋人の弟を殺すという演出
・管理者が事故を設定したため、管理者と同じ姿のボットが作られた
などなど。どれもいまいち決め手にかけますね。


藤白親子の後悔について
まあ、これは恐らく二人とも「娘・父親と素直に向き合いたい」ような事でしょう。父は自分が死ぬ前にそれを行おうとし、柊は死んでしまった父の代わりにボットと。本物でなくボット相手で本当に満足なのかとは思いますが・・・。
そして、柊ルートのラストで二人が血縁的にも親子関係であることが発覚します。という事は、先代社長が柊の実父である事を柊は知っていたのでしょうか。それとも社長があらかじめ組み込んだのでしょうか。はたまたその設定を利用しただけで、現実には本物の実父or養父と明確に示していたでしょうか。


とりあえずこのくらいで。まだ何か話してない事があるような気がしますが、それはまた思いついたときに追加してきます。どんどん追加されていく、いつもの手法ですね。それではまた。そしてHAPPY BARTHDAY

※2012/9/29追記
ネタバレになるから言えませんでしたが、入莉だけでなくイリもHAPPY BARTHDAY。おめでとう。織塚・・・も・・・?texiには8月20日生まれとありますが、素体的に・・・。まあ彼女は明日から織塚タイムがあるから別にいいか。お幸せに。
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